S45Cの円筒にマシニング刻印(文字彫り・目盛り) 製作背景 円筒部品の外周面に、目盛り線と数字の刻印(文字彫り)を施した加工事例です。レーザー刻印ではなく、マシニングセンターによる切削刻印で加工することで、指示寸法に沿った位置決めと再現性を確保しながら、視認性の高い仕上がりを実現しました。曲面上の刻印は、文字サイズ・向き・深さの管理が難しく、仕様通りに仕上げるためには加工条件とツールパス設計が重要になります。 製作物 製品名:円筒外周面へのマシニング刻印(文字彫り/目盛り) 材質:S45C 見積もり相談はこちら 設計の工夫 刃先欠け・摩耗を抑える切削条件の設定 マシニング刻印では、工具が細径になりやすく、条件が合っていないと刃先の欠けや摩耗による文字の欠け・深さムラにつながります。そこで本事例では、ワーク材質(S45C)と形状条件に合わせて、切り込み量・回転数などの切削条件を調整し、安定した刻印品質を狙いました。 文字の「大きさ・位置・向き」を基準面から管理 円筒外周への刻印は、位置決めが曖昧だと「指定位置からズレる」「向きが合わない」といった問題が出やすい工程です。本事例では、加工基準を明確にしたうえで、文字サイズ/位置/向きを指示通りに設定し、見た目の統一感と再現性を確保しました。 刻印深さの扱い:狭幅は一定、広幅はCAD/CAMで2.5次元対応 円筒上の刻印でも、加工幅が狭い場合は深さを一定にして加工できます。一方で、加工幅が広く、場所によって深さ(形状条件)が変わる場合は、いわゆる2.5次元加工として扱う必要があります。本事例では、幅が狭く深さ一定の箇所は一定深さでシンプルに加工し、加工幅が広く深さが場所によって変化する箇所についてはCAD/CAMでツールパスを作成して対応することで、形状条件に合わせた最適な加工方法を使い分けました。 お問い合わせはこちら 曲面刻印では、工具負荷・位置決め・深さ管理が品質を左右するため、形状条件に応じて一定深さ加工とCAD/CAMによる2.5次元加工を使い分けることが重要です。ご要望の文字サイズや配置、深さ指定に合わせた加工方法をご提案いたしますので、円筒(曲面)への刻印・文字彫りをご検討の際は、お問い合わせはこちらよりお気軽にご相談ください。 見積もり相談はこちら チャック用ワークストッパー加工事例前の事例 生爪加工・製作事例|大径ワークに対応し…次の事例