マニホールドブロックとは マニホールドブロックとは、機器間を配管で繋がずにブロックの穴の間で油の流路を作るユニットのことです。 モジュラースタック弁・電磁弁などを組み合わせ、マニホールドブロックに接続することで、数系統の油圧流路の構成が可能になります。 マニホールドブロックの形状は、金属製のブロックに、油圧回路に対応する油路として穴を開けた形が一般的です。 このマニホールドブロックを用いることで、従来の配管マニホールドよりも配管数を減らすことができ、油圧装置全体の軽量化・小型化が実現します。 また、油漏れのリスクも減らせるというメリットもあり、主に建設や農業、車両関連の機械に用いられています。 見積もり相談はこちら マニホールドの加工製作 マニホールド(油圧回路部品)の加工製作に長年の実績がございます。 マシニング加工による小ロット、高精度のマニホールドの製造ならピーエヌ機電にご相談ください。 使われる材質 炭素鋼S25C,ss400,sus304,アルミ2000,5000,6000,7000等 マニホールドブロックの加工のポイント ・対象に合わせた切削条件をコントロール ・最適な工具の選定 ・交差に細心の注意を払った加工 マニホールドブロックの加工の際の難しい点 ・穴が中で交叉することがあり、工具の欠損したりします ・切子の噛み込みで傷が入ったり折れたりしやすい ・特に長い穴が難しい ・交差の要求が厳しい穴があります。 (例えばロジック弁を組み込むためのボーリング加工など交差が100分代のケースもあり交差が外れないように加工します。) マニホールドブロック製作の注意点 マニホールドブロックの製作は、ひとつの金属のブロックの内部に油圧回路を構成する大小のポート穴をつなぎ合わせて油路を形成します。その際にポート穴の加工を行う際には穴と穴が交わる部分に必ずバリ(カエリ)が生じてしまいます。 マニホールドの用途として油路に微細なバリでも混入してしまうと、マニホールドに接続する油圧装置の一次側のフィルターの目詰まりや、サーボバルブや電磁弁等、バルブのスプールへの異物噛み込みによる作動不良、またアクチュエーター類の摺動面からの油漏れ等の油圧トラブルの原因となります。 このため、マニホールドブロック製作加工後のポート内部のバリ取り及び仕上げ作業が非常に重要です。 マニホールドブロックのご相談はこちら